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後悔せずに

死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた
(2009/05/25)
大津 秀一

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「死ぬときに後悔すること25」という本を読みました。

著者は、週末医療、緩和ケアのスペシャリストなお医者さん。

今までに何千人もの患者を見送った経験、そんな中、信頼関係にあった彼らの言葉から
生きて、元気でいるうちには決してわからない、多くの人が死を目前にして「後悔する」ことを挙げた本。

25項目中から抜粋してみた。

○ 健康を大切にしなかったこと

「医療格差」ということばに慄然とした。

いわく、富裕層は健康に関する正しい知識も持っているし、毎年人間ドッグに通うなど、
金銭的にも余裕があるので可能ということ。
一般層は「主治医」がいると言う人も少ないし、いわゆる「良い医者」にめぐり合えなかったり、
医者を信用できなかったりで眉唾な健康食品やサプリなどに手を染めてしまいがち、
人間ドッグなどは金銭的に難しいなどで、結果見つかったときは末期なことが多い。

がんの一番の特効薬は「早期発見」に尽きるそうだ。一般的な健康診断での血液検査では、
初期のがんは見つからないらしい。


○ たばこをやめなかったこと

これは言わずもがな。

稀に、いくらたばこを吸っても肺がんにならない人もいるが、
一般的に吸えばリスクがかなり高くなるのは周知の事実。

自らの死が目前に迫ったときでも喫煙を後悔しない自信があるなら吸えばいいんでは?

○ 行きたい場所に旅行しなかったこと

テレビなどで美しい風景は見られるけど、実際その場所に立った記憶はいつまでも心に残るもんです。

○ 会いたい人に会っておかなかったこと

著者いわく、「会いたいと思ったら、山も海も越えて、すぐに会いにいくべき」。いつ死ぬかわからないから。

○ 記憶に残る恋愛をしなかったこと

逆境に引き裂かれた恋愛など、大恋愛の記憶は心の宝物です。

○ 結婚をしなかったこと

「スピリチュアルペイン」=生きている意味を見出せず、魂の痛みを感じる状態のことだそう。
これに陥るのは、
死を超えた将来の確信(来世・時間存在)
信頼できる家族・友・医療者の存在(関係存在)
自己決定できる自由(自律存在)
のうちひとつ以上の要素が揺らぐために起る、という理論があるそうだ。

「終末期を迎えると、多くの場合自分のことが自分でできなくなってしまうので
「自律存在」は失われる。
だから、人と人とのつながり、つまり「関係存在」が重要になる。
「自律存在」の喪失を補うのである」
(以上引用)

現代は結婚せずとも、自分の稼いだお金で自由気ままに生きる人が増えているが
病気になり、死を意識したときに、結婚しなかったこと、家族をつくらなかったことを後悔するもんなんでしょうね。

○ 子供を育てなかったこと

結婚しなくても、子供を産む、ということも可能な世の中です。
「生きる」意味って、自分の人生を「伝えること」もそのひとつだと思うならば、
子供は、その人にとってもっとも「生きた証」になるんではないでしょうか。

○ 愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと

ありがとう。・・・なかなか言えないけれど。

少し前に「天童荒太の「悼む人」を読んで、
「終末期」にある人が、どうなって行くのかを克明に知った。
ドラマや映画のように、死ぬ直前まで話したり、意識がちゃんとしてるというのはほとんど幻想だ。
そうなる前に、じたばたせずに、みんなに迷惑をかけずに、どうすればきれいに逝けるか。

最近良く、そのことを考える。そんな四十路でっす♪

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